シニアのコンビニバイト本当にきついでしょうか?

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「定年退職したけれど、まだまだ社会と繋がりたい」「体力を持て余しているけど、無理なく働ける場所はないかな?」そんな風にお考えのシニアの方はいらっしゃいませんか?コンビニのアルバイトは、短時間からでも始めやすく、地域社会との繋がりを感じられるお仕事です。ただ、「シニアのコンビニバイトはキツそう」などと言う、不安も付きまといます。
この記事では、シニアの方がコンビニで活躍するための情報や、不安を解消するための情報をたっぷりお届けします。
コンビニに限らず、アルバイトをしたいという方は以下の記事が参考になります。
また、アルバイトではなく、現役時代のキャリアを活かし、あらたに仕事を探したいという方は以下の記事が参考になります。
シニアがコンビニバイトを選ぶ理由と、働く上での問題点

シニアが、アルバイトにコンピニを選ぶ理由は以下が考えられます。
- 未経験でも始めやすい
多くのコンビニでは、接客やレジ操作、商品陳列などの基本的な仕事が中心で、特別な資格や経験がなくても始められるため、シニア層にもハードルが低い。 - シフトの柔軟性
生活リズムに合わせてシフトを組みやすく、短時間勤務が可能。 - 勤務地が多く、通いやすい
全国どこにでも店舗があるため、自宅近くで働ける可能性が高い。 - 社会とのつながりを保てる
退職により、希薄になった社会とのつながりが、コンビニで働くことで地域住民や同僚との交流が生まれ、保てる。 - 追加収入としてちょうど良い
年金だけでは少し心もとない人にとって、コンビニのアルバイトはちょうど良い収入源になる。

シニアのバイトにとって、いいことづくめのコンビニですが、次のような問題点もあります。
- 業務が意外と多岐にわたる
レジ対応、公共料金の支払い処理、宅配便の受付、チケット発券、揚げ物やコーヒーの調理、掃除、品出しなど、覚えることが多い。 - 立ち仕事が中心で体力的にきつい
シフト中は基本的に立ちっぱなしで、重い荷物の搬入や棚の下の掃除などもある。 - クレーム対応やトラブル処理もある
お客様からの理不尽な要求やクレームに対応しなければならない場面もある。これは、コンピニに限らず、接客業にはつきもの。 - 深夜・早朝の勤務は負担大
シニアは生活リズムを大事にしている方も多いので、深夜や早朝勤務は体調面のリスクがある。 - 深夜・早朝などリスキーな時間帯で一人勤務は大丈夫か
コンビニを狙った犯罪に対して、どのような対応すべきか不安。 - 若いスタッフとのギャップ
若い世代が多い職場では、価値観や仕事の進め方の違いで戸惑うことも。 - 人手不足で負担が増えがち
コンビニは慢性的な人手不足の店も多く、予定以上のシフトに入らされたり、急な代打を頼まれることある。
コンビニバイトの不安はこのようにクリヤできます


以上のようなシニアのコンピニバイトのキツサの不安をどのようにクリヤするかについて、項目を追って対策を解説します。
1.業務が意外と多岐にわたる
取り扱う機械の進化
最近のレジはタッチパネル式で操作がシンプルになっており、マニュアルも整備されているため、未経験のシニアでも慣れやすい設計になっている。また、最初はベテランスタッフがそばでサポートしてくれることが多く、実際の現場でも「想像より簡単だった」という声がよく聞かれます。
マニュアルは、レジのそばか、バックヤード(従業員控室、倉庫)などに常備されているので安心です。
充実した研修制度
- 最初は、店長や先輩が一緒に仕事を教えてくれます。レジの使い方や、お客さんへの対応、商品の並べ方などを、実際にやりながら覚えます。
- 分かりやすいように、タブレットや動画で説明してくれるところもあります。大手チェーンなら、研修が終わった後も、困ったことがあれば教えてもらえます。
- 研修中は、「ゆっくりで大丈夫」と声をかけてもらえるので、自分のペースで覚えられます。「最初は時間がかかったけど、今は大丈夫」というシニアの方も多いです。
2.立ち仕事が中心で体力的にきつい
品出し作業は、商品の補充や陳列を行う業務で、新しい商品を棚に並べたり、賞味期限のチェックをしたり、売れ筋商品の補充をしたりと、体を動かす場面も多くあります。この業務は基本的に立ち仕事です。店舗によっては「重たい荷物を扱わなくて良い時間帯」や「軽作業中心のシフト」を選べることもあります。店舗と相談しましょう。
3.クレーム対応やトラブル処理もある

コンビニでは、クレーム対応やトラブル処理は意外と発生しますが、特別な研修やマニュアルがあるかどうかは店舗や本部の方針によって異なるようです。以下が、コンビニ業界での一般的な対応方法になっています。
- クレーム・トラブル対応には、大手コンピニにはマニュアルがある
セブン、ファミマ、ローソンなど大手コンビニは、トラブル時の対応マニュアルが用意されている場合が多いです。「すべてを一人で判断しない」が基本方針です。
例えば、- 商品に不備があった → すぐに交換 or 本部へ連絡
- お客様が怒っている → 謝罪しつつ社員にバトンタッチ
- 万引きなどの犯罪行為 → 警察・店長へ即報告
- トラブルは社員や店長が最終対応
アルバイトが最前線になることはあっても、判断や対応を任されすぎないように、社員やオーナーが最後は引き取る形になっていることが多いです。 - 無理に対応しないでOKと指導される場合も
お客様が明らかに理不尽な言いがかりをしてきた場合は、「無理に対応せず、すぐに社員や店長に連絡するように」と言われている店舗もあります。 - シニア向けに配慮されていることもある
最近は、シニアスタッフが増えていることを前提にした研修や指導を行っている店舗もあります。
例えば、- 「クレーム対応は若いリーダーや社員に任せてOK」とあらかじめ決められている
- 「レジ業務より清掃・品出しに専念する」ことでクレームに関わらない工夫
- 接客に自信がない人には裏方メインのシフトを用意

これについては、面接のとき確認しましょう。

例えば、 以下のように面接時に確認すれぱいいでしょう。
- 「お客様とのトラブルがあったとき、どう対応する流れになっていますか?」
- 「社員や店長の方が常にいる環境でしょうか?」
- 「レジよりも裏方業務を希望することは可能ですか?」
4.深夜・早朝の勤務は負担大

シフトの柔軟性
コンビニバイトのシフトは柔軟に決めることができます。深夜・早朝の勤務がNOなら、面接時に相談してみましょう。
- コンビニバイトは、働く時間を自由に選べます。
- 朝早く、昼間、夜など、自分の都合の良い時間に働けます。
- 例えば、朝の数時間だけ、家族が出かけている間だけ働くことも可能です。午前中働いて、午後は自分の時間を楽しめます。
- 孫の世話や病院に行くなど、用事がある日も、事前に言えばシフトを調整してもらえることが多いです。
- だから、「少しずつ働きたい」「空いた時間だけ働きたい」というシニアの方に、コンビニバイトはぴったりです。
サポート体制の整備
コンビニ店舗では、シニアスタッフに対するサポート体制も年々充実しています。年齢や体力を考慮した配置や、仕事量の調整などが柔軟に行われているため、「無理なく長く働ける」環境が整いつつあります。
- 体力に合わせて、仕事内容を調整してくれます。例えば、重い物は若い人が運び、シニアはレジや掃除などを担当できます。
- お店によっては、シニアの担当者がいて、困ったことを相談できます。
- コンビニも、シニアの活躍を応援しているので、安心して働けます。
シニア向け、サポート体制を敷いている、大手コンピニのサイトは以下を参考にして下さい。


5.深夜・早朝などリスキーな時間帯で一人勤務は大丈夫か
結論から言うと店舗によって大きく異なります。但し、多くのコンビニチェーンでは、防犯・安全・スタッフの年齢を考慮して、一人勤務の配置を調整しているケースが増えています。
以下、コンピニ側の対応例をまとめます。
- 深夜帯にシニアを配置しない店舗が多い
- 深夜(22:00~翌5:00)は、防犯や体調面から「若いスタッフ」「複数名体制」を基本とする店舗が増えています。
- 体力面・安全面を考慮して、シニアスタッフは主に朝~夕方の時間帯でのシフトを想定しているところがほとんどです。
- 面接時に「深夜勤務は難しい」と伝えれば、希望に沿った時間帯だけの勤務にしてくれる場合も多いです。
- 深夜・早朝の「ワンオペ(1人勤務)」は減少傾向に
- 昔は深夜の1人勤務(通称ワンオペ)が一般的でしたが、近年は労働環境の改善や防犯上の配慮から、「2人体制」を採用する店舗が増えています。
- 都市部や24時間営業の見直しが進んでいる地域では、深夜帯の営業を停止する店舗も増えてきています。
- 防犯カメラ・通報ボタンなどのセキュリティ強化
- 店舗内には死角の少ない監視カメラが設置されており、常時録画。
- 万が一に備えて「非常ボタン(通報装置)」がレジ下や事務所に設置されており、即時警察・警備会社に連絡がいく体制が整えられています。
6.若いスタッフとのギャップ
年齢が違うスタッフとのコミュニケーションに不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、実際の現場では年齢に関係なく、「協力し合って働く」という風土が根付いています。たとえば、「若いスタッフがレジ操作をサポートしてくれる」「シニアスタッフが接客の気遣いを見本として見せる」など、年齢を超えてお互いに学び合える関係が築かれています。
もちろん、職場ごとの雰囲気はある程度ありますので、面接の際に「どの年代のスタッフが多いか」「シニアスタッフは何人いるか」などを確認しておくと安心です。
7.人手不足で負担が増えがち
実際、人手不足の店舗はあります
コンビニ業界は慢性的な人手不足が課題で、特に地方や深夜帯などはスタッフ確保に苦労している店舗もあります。
こうした背景から、シニア人材の活躍に期待が高まっているのは事実です。
しかし一方でコンピニ側では、以下のような対応を行っているところも増えています。
- シフトの希望・制限を尊重してくれる
- 「週2日だけ」「1日3時間だけ」といった勤務希望が通りやすく、無理に多くシフトに入れられることは基本的にありません。
- シニアスタッフの健康状態やライフスタイルを尊重し、柔軟にシフトを調整してくれる店舗が増えています。
- 役割分担が明確になっている
- 一人で何もかも抱えるのではなく、「レジ担当」「清掃・品出し担当」など、できること・得意なことに合わせた業務分担をしてくれるお店が増えています。
- 体力的に厳しい業務(搬入・深夜補充など)は、若手や社員が対応するケースが多いです。
- 「即戦力」ではなく「徐々に慣れてもらう」姿勢
- シニアに対しては、「最初は簡単な業務から始めてもらい、慣れてきたら少しずつできることを増やしていく」という段階的な指導方針を採用している店舗が増えています。
- 例えば、最初の1か月は品出しや清掃だけ、2か月目からレジ操作、といったスロースタートが可能な場合も。
- 「できる範囲でOK」の考え方が浸透中
- 特にフランチャイズ店(オーナー経営の店舗)では、地域密着型でスタッフとの距離が近く、「◯◯さんはこれだけで大丈夫だよ」という個別配慮のある職場環境が生まれやすいです。
- 無理をせず、「継続してもらうこと」を重視してくれる風土もあります。
実際に働くシニアの声を聞く

働いてよかったという実感
実際にコンビニで働くシニアの方々に話を聞くと、「働いてよかった」と感じている理由は多岐にわたります。
たとえば、70代男性のAさんはこう語ります。
「定年退職後、毎日が退屈で…。思い切ってコンビニで働き始めたら、生活にハリが出ました。最初は緊張しましたが、今では常連のお客様と笑顔で挨拶を交わせるようになりました。『いらっしゃいませ』と言うたびに、元気をもらってる気がします。」
また、60代女性のBさんは「無理のない短時間勤務で、家事と両立できています」と話します。
「週3回、午前中だけ働いています。家にこもることがなくなったし、体を動かすので健康維持にもなっています。孫にお菓子を買ってあげられるくらいのお小遣いも稼げて、嬉しいですね。」
こうした声に共通するのは、「年齢に関係なく、自分らしく働けること」への満足感です。お金のためだけでなく、社会とのつながりや生活の充実を求めて働いている方が多く、「コンビニでの仕事が、人生の新しいステージになった」と感じている人も少なくありません。
やりがいを感じる瞬間
コンビニで働く中で、「この仕事をしていてよかった」と実感できる瞬間は多々あります。
たとえば、お客様から「ありがとう、助かったよ」と声をかけられたとき。何気ない一言でも、自分の仕事が誰かの役に立っていることを実感でき、心が温かくなります。
特にシニア世代の場合、接客やサービス業の経験が豊富な方も多く、「自分の人生経験が役立っている」と感じられる場面も多いです。たとえば、子どもの対応に慣れていたり、高齢者のお客様に対して丁寧なサポートができたりと、自然な気遣いが評価されやすいのも特徴です。
また、仕事を続けるうちに業務がスムーズにできるようになったり、新しいシステムを使いこなせるようになったりすることで、自分自身の成長を感じることができます。「何歳になっても、新しいことを覚えられる」という自信にもつながります。
やりがいは、給与以上のモチベーションになります。「自分が必要とされている」と感じることが、毎日を充実させてくれるのです。
コンビニバイトを始めるための準備


ここからは、実際にコンピニバイトに応募する手順を見てみましょう。
応募方法と選び方のポイント
コンビニバイトを始めたいと思ったとき、まず大切なのが「どの店舗で働くか」を選ぶことです。
現在は、求人情報サイトやコンビニ各社の公式サイト、店舗前の張り紙など、さまざまな方法で求人情報を確認できます。中でもおすすめなのは、家から近い店舗や、普段よく利用しているコンビニ。通勤の負担が少なく、土地勘がある環境で働くことで、安心して業務に取り組むことができます。
応募時には、以下のポイントをチェックしましょう。
- シニアスタッフの採用実績があるか
- 勤務時間帯の希望が通りやすいか
- 重労働(深夜・搬入など)が少ないシフトがあるか
- 研修制度やマニュアルが整っているか
電話やWeb応募の後、面接に進むのが一般的です。面接ではこれまでの職歴よりも、「元気に働く意欲があるか」「人と接することが好きか」などが重視されますので、笑顔で丁寧に受け答えすることが大切です。
健康面での自己チェック
コンビニの仕事は、立ち仕事や多少の力仕事を伴うこともあるため、自分の健康状態を事前に確認しておくことが重要です。
以下の項目は、コンビニ勤務にあたってチェックしておきたいポイントです。
- 長時間の立ち仕事が可能か(1〜2時間程度でもOK)
- 重い物(5kg程度)の持ち運びができるか
- 接客時に声がしっかり出せるか
- 体調管理が日常的にできているか
- 定期的な通院や服薬が業務に影響しないか
もちろん、これらをすべて満たす必要はありません。体力に自信がない方でも、軽作業メインのシフトに入ることで無理なく働けますし、医師のアドバイスを受けながら勤務している方も多くいます。
大切なのは、自分の体としっかり向き合い、「どれくらいのペースで働けそうか」を把握しておくことです。
必要な書類と面接対策
応募時に必要となる書類は、主に以下の通りです。
- 履歴書(写真付き)
- 身分証明書(免許証や健康保険証など)
- 雇用保険被保険者証(以前勤務していた場合)
履歴書には、これまでの職歴よりも「働きたい理由」や「希望の働き方」を丁寧に書くことが大切です。シニアの場合、「人と接する仕事がしたい」「健康維持のために働きたい」など、素直な動機が好印象を与えることも多いです。
面接では、以下のような質問がされることが多いです。
- なぜコンビニで働こうと思いましたか?
- 週にどれくらい働けますか?
- どの時間帯を希望されますか?
- 接客に自信はありますか?
ポイントは、明るく、前向きな気持ちを伝えること。年齢よりも「意欲」や「協調性」が評価される傾向がありますので、笑顔を忘れず、丁寧な受け答えを心がけましょう。
よくある質問と不安の解消

Q:「年齢制限はありますか?」
多くのコンビニでは、年齢に上限を設けていません。60代後半や70代のスタッフが活躍しているケースも珍しくなく、「健康で意欲があれば歓迎」という方針の店舗が増えています。
特に、シニア人材の活用に積極的な企業では、「高齢者の雇用を支援する制度」や「再就職支援窓口」との連携も進んでおり、年齢に関係なく活躍できる場が整いつつあります。
Q:「応募してから働くまでの流れは?」
一般的な流れは以下の通りです:
- 求人を探す(求人サイト、店舗前ポスターなど)
- 電話またはWebから応募
- 面接(履歴書持参)
- 採用連絡(数日〜1週間程度)
- 初出勤前の研修 or オリエンテーション
- 試用期間スタート(1週間〜1か月が目安)
「働いてみないとわからない」と思う方も多いため、最初はお試し感覚で始めるのもOKです。無理せず、自分に合うかどうかを見ながら、働き方を調整していきましょう。
まとめ

シニア世代だからこそ、コンビニバイトは新しい生きがいになる
「年齢的にもう仕事は難しいかもしれない…」
「体力も記憶力も若い頃と比べたら落ちてるし…」
そんなふうに思っていませんか?
実は今、60代・70代のシニア世代がコンビニアルバイトで活躍している時代です。
シニアの方がコンビニバイトを選ぶ理由はさまざま。「お小遣いを稼ぎたい」「健康のために外に出たい」「社会とのつながりを感じたい」——どれも立派な動機です。そして、コンビニ業界も今、そのニーズに応える形で未経験歓迎・短時間OK・研修充実など、働きやすい環境づくりを進めています。
実際に働いているシニアの方からは、
「毎日に張り合いが出た」
「お客様との会話が楽しい」
「年齢に関係なく、必要とされている実感がある」
といった声が多く聞かれます。
もちろん、体力的な不安や、仕事内容を覚えられるかどうかの不安はあって当然です。ですが、研修制度や店舗のサポート体制があるため、「やってみたら意外とできた」「若いスタッフとも意外と仲良くなれた」というケースも多いのです。
重要なのは、「やってみよう」という一歩を踏み出すこと。
求人探しや面接で不安があれば、地域のハローワークや高齢者就業支援センターなどの相談窓口を活用するのもおすすめです。

人生100年時代。60歳・70歳はまだまだ現役です。
コンビニバイトは、そんなあなたの“第2のステージ”を支えてくれる存在になってくれるかもしれません。

自分のペースで、無理なく、そして楽しく。
今日から、新しい一歩を踏み出してみませんか?