国保と任意継続比較。どちらがお得かシュミレートしましょう。
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はじめに
そろそろ退職しようかと考えているあなた。
気がかりなのは、退職後保険料がいくらになるかです。
今は、会社員として健康保険に入っていて保険料の半額はその会社が負担してくれています。中高年の方は、家族、生活を支える為に次の転職先を考える間の出費をなるべく少なくする必要があります。
高齢者で退職後は年金生活に入られる方は、老後の生活を維持する為に出費を抑えることは必須の事です。いづれにしても出費を抑える為に、保険を任意継続するか国民健康保険にするかは悩ましいところですね。
ところで、任意継続と国保でお得度を計る為には出費額のみで単純に比較してはいけません。ここでは、その辺も踏まえて、そのどちらがお得か、両者を比較する場合のテクニックを紹介致しましょう。
それでは、参りましょう。
シュミレート、その前に。
国民保険と任意継続の違いを知ろう。
少し難しすぎましたか。大事なことが書かれてありますので、我慢して読み返してくださいね。
シュミレーションの手順。
両者の比較分析には以下の手順を踏みます。
- 任意継続健康保険料を試算
- 国民健康保険料を試算
- 結果に保険料以外の要素を加え分析し、得な方を選択
ステップ1 標準報酬月額を調べる。
まずは、計算の基礎になるあなたの「標準報酬月額」を知る必要があります。退職する会社に問い合わせて、あなたの標準報酬月額を教えてもらいましょう。
ステップ2 扶養家族の有無を知る。
自分が扶養している家族、例えば配偶者、父母、こども等の人数が必要です。
国民保険は健康保険と違い、各自が個別に保険の計算をすることになるため、扶養の人数は必須です。
ステップ3 調べ方。
調べ方は以下を参考にしてください。
保険料を試算した結果を分析する。
以下の図をご覧ください。
〇 まず、本人の所得=標準報酬月額を確認し、保険料を算出します。
1. 任意継続の計算では、標準報酬月額が一定の金額で足切りされます。
通常は、30万円です。この標準報酬月額が分かったら保険料算出表に基づいて保険料を計算します。ちなみに、中小企業の健康保険を扱っている「協会けんぽ」の保険料算出表は以下です。この表の右側の健康保険料が、任意継続保険料です。これが図で言う、算出保険料です。
ここは、この算出表を使う方法と、前述したサイトのシュミレーションを使う方どちらか任意に選んでください。
2. 国民保険料の計算では、扶養家族がどれだけいるかで算出保険料が変わってきます。これは、前述のように、該当の市町村役場で確認する必要があります。
3. 以上の2つの算出保険料のどちらか少ない方が採用の保険契約です。現実的には、月額報酬が30万円を超える人は、任意継続を選択した方がお得です。逆に30万円に満たない方は扶養家族の人数によりますが、国民健康保険を選んだ方がお得と言われています。いずれにしても、サイトシュミレーション及び、市町村への相談によって正確な金額を算出ことが大事です。
4. 次に保険料の高低だけでは比較できない要素を検討します。
それは、
ここで、傷病手当とは、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に健康保険から支給される制度で、任意継続を選択した退職者についても適用があります。
出産手当金とは、出産のために会社を休んでいる間に支払われる給付金のことです。女性が妊娠した場合、産前6週間と産後8週間の休暇が得られる権利が定められていますが、産休に入ると仕事ができず、その間無給状態になります。出産手当金はお金の心配をすることなく休養を取るための支援金です。
又、減免制度とは、減免制度は自己都合以外の失業や災害に遭った場合などに保険料が減免される制度です。大幅な収入ダウンや失業など経済的に苦しくなった場合には、自治体の窓口で保険料の減免の相談が可能です。
このそれぞれの長所短所を考えたうえで正式にどちらを選択するか決定することになります。
手続きはどうするか。
おわりに。
同じ医療をうける為、任意継続、国保どちらを選ぶかで保険料が変わってくるので、注意が必要です。ひと手間かかりますが、出来るだけ早く、申請を済ませましょう。
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