定年後の人生をもっと豊かに！
定年後の人生、楽しく健康長寿を実現するためには、どうすればいいでしょう
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定年を迎えて、さて何をしようかと思っているシニアの皆さん。実は、今が本当の人生を生きられる最大のチャンス、もっとも輝ける時期です。
ところで、「生活不活発病」という病気に、特に定年を迎えたシニアはかかり易いので要注意です。
「生活不活発」は万病のもと。定年後のシニアは要注意!!
「生活不活発病」とは、生活が不活発になって全身の機能が低下してしまう病で、地震や水害の後などに起きやすいです。要するに、様々な原因で人間が持つ機能を使わなくなった時起きてくる症状で、心肺機能、筋力の低下、食欲不振、うつ病などの原因となり、万病の元と言われています。
これまで、サラリーマンなどで活発に働いていたシニアが、退職することによって生活習慣が激変して頭脳や心身の活動量が少なくなることで起こることもよくあります。
例えば、退職したあなたが、「仕事から解放されてやることがなくなり、家の仕事も同居する家族がやってくれ、又、仕事一筋で家族とも疎遠となっていて、一緒に出掛けることがなく、家でぶらぶら一日を過ごす」という状態になっていたとしたら要注意です。
老人医療に長年の間携わってこられた、和田秀樹医師はその著書、「70歳が老化の分かれ道」のなかで、
若い人であれば、10日間ほど病気で寝込んだとしても、治った後は、すぐに元の生活に戻っていくことができるはずです。しかし、高齢者ともなると、そうはいきません。10日間も寝込んでしまえば、運動機能は一気に衰えます。脳の機能も、ずっとベットの中にいては、急速に衰えてしまいます。それほど高齢者にとっては、脳機能、運動機能を維持するためには、「使い続ける」ということが大切なのです。
70歳が老化のわかれ道 和田秀樹著
と言われ、脳機能、運動機能を「使い続ける」ためには、「意欲の低下」の打ち勝つ必要性を説かれています。また、これを行うシニアと行わないシニアでは、80歳になってからの老化度に顕著に違いがあると言われています。
全ての義務から解放され、今から自分の人生だけを考えて生きていけるこの時期こそ、自分の楽しみや、役割を再発見して、アクティブシニアとして人生を楽しみ、積極的に頭と身体を動かすことが大切なのです。
これからの人生を、生き生きシニアとして生きるか、要介護老人として生きるかの大きな境目となる定年後、頑張って楽しく乗り切っていきましょう。
尚、アクティブシニアとは、年齢に関係なく積極的に生活を楽しみ、社会に参加し続けるシニアの人たちをいいます。
この記事では、あなたがアクティブシニアとなるために役立つ情報を、国や自治体、企業が提供しているサービス情報もまじえてお伝えしまします。すでにアクティブシニアとして生活をされている方にも参考になる情報です。それでは、参りましょう。
国や地域、企業の提供する優待の利用や、有り余るシニア時間を活用して、さらに充実した毎日を送りましょう
種類に分けて、それぞれの情報を見ていきましょう。
以下の種類にそって、あなたにあった情報を選びましょう。情報は 1.国、地方自治体、企業などが提供する「シニア優待制度」を利用するものと、2.シニアの特権、有り余る時間を利用するもの の2つに分けることが出来ます。これらのメリットを利用することで楽しいアクティブシニアライフを実現しましょう。
- シニア割を利用して、安いコストでアクティブライフを楽しむ
- 心地よさを追求して、あなただけのアクティブライフを発見する
- 自尊心をチョッピリくすぐる心地よさを感じながら、アクティブライフを楽しむ
- 世の中の為になっているという満足感に浸りながら、アクティブライフを楽しむ
- お小遣いを稼ぎながら社会とのつながりを持つことで、アクティブライフを実現する
シニア割を利用して、安いコストでアクティブライフを楽しむ
シニア割を利用した、楽しみ方は沢山あります。
映画/観劇の料金が安くなるシニア割を利用し、映画館や劇場に出かけ非日常を楽しむ
シニア割とは、一定の年齢以上の人が受けることできる割引サービスです。 その中でも映画のシニア割は高齢者に特に人気があります。映画館によって、「 ハッピー55」、「夫婦50割引」などと呼ばれています。
又、オペラ、バレーダンス、 演劇等の公演が行われている、新国立劇場にも高齢者割引があり、65歳以上なら5%の割引になります。あなたが利用したい劇場のウェブサイトを確認して、お得に非日常を楽しみましょう。
お安く「ゴルフ場」でラウンドを楽しむ、格安な「公営スポーツジム」を利用する
シニア割を設定しているゴルフ場は、平日ランチ付きで5000円のゴルフが楽しめるところがあります。 又、70歳以上のゴルフ場は利用税もタダになり、合わせるとかなりお得にプレーが楽しめます。 ウェブサイト、要確認です。
格安バスツアーに参加する
1万円以内で行ける日帰りバスツアーが各旅行会社で数多く企画されています。効率よくいろいろなところに連れて行ってくれ、 施設の入場券も費用に含まれています。 おまけにお土産ももらえて、午後からランチ、温泉入浴まである欲張りプランもあります。コストパフォーマンスは抜群。平日は観光地も道路も空いているので、ストレスフリーです
本格的な宿泊をともなった旅行については、以下の記事が参考になります。
「飛行機」も「電車」もお得に。「敬老パス」で外出。
飛行機にもシニア割があり、各航空会社で名称、割引率や購入方法、キャンセル料等の条件には違いはありますが、割引料金で航空券を購入できます。 但し希望の便に空席がない場合は登場することはできません。
JRにはシニア向けの会員制サービス、ジバングクラブがあります。入会すると航空券類の割引等の特典が受けられます。但し、のぞみ、みずほの特急券、グリーン券は割引対象外。ひかりやこだまなら割引されるので、時間的にゆとりのある時ならお得に移動できます。年末年始、ゴールデンウィーク、お盆は割引となりません。
シニアの外出を促して健康増進を図ることを目的として、敬老パスがあります。バスや地下鉄に安い料金で乗車できます。自治体によって名称が異なりますが、1970年代以降、主に交通網の整備された都市部で導入されています。
コミュニティバスが走っている地域が増えています。その目的がやはり、シニアの外出支援が大きく、公共施設や駅、医療機関等も結んでおり、シニア世代の生活の利便性に大きく貢献しています。 敬老パスと同様、70歳以上に無料パスや割引パスを配布している自治体もあります
「銭湯」や「スパ」でリラックス
多くの自治体が入浴補助制度を設け利用料の援助を行っています これはシニアが対象です。最近は200円で入浴できる高齢者優待入浴券を配布してるところもあります。地域に温泉がある自治体では65歳以上だと公営温泉を無料で利用できるところもあります。通常、優待券を得るには役所に申請します あなたの暮らす自治体にはどのような補助があるかを確認してみましょう。
銭湯に対し スーパー銭湯と呼ばれるところがあります。入浴料金が定められている一般の公衆浴場と違い、それぞれの施設で料金を決めています。スーパー銭湯の中には芸能ショーを行うところも多く、各銭湯のウェブサイトでスケジュールを確認できます。また体の凝りや疲れをほぐすボディケア等の専用スペースを設けている施設も多いです。食事処もあり、1日たっぷりリラックスして遊ぶことができます。施設によってはシニア世代の優待日を設けているところがあるので、要チェックです。
温泉、家庭での入浴について情報は、以下の記事を参考にして下さい。
老化や認知症予防に効果がある、カラオケボックスを楽しむ
好きな歌を大声で歌うことは楽しいばかりではなく脳にとっても、良い刺激になります。カラオケを歌うことは、脳トレをするよりも脳を刺激できるという見方もあります。カラオケが趣味の人は、脳の機能が若々しく、物忘れも進行しない傾向があります。
又、腹式呼吸により多くの酸素を取り込み、全身がリフレッシュする、血流が良くなる、口の周りの表情筋が強化され、誤嚥防止にも効果があり、いいこと尽くめです。歌があまり得意でなく人に聞かせるのは気が引けると言うひとは、一人カラオケでもいいでしょう。
平日に、ドリンク無料等のシニア割を設定しているとこが多く、カラオケボックスは健康とリフレッシュに利用したい施設です。
心地よさを追求して、あなただけのアクティブライフを発見する
ここからは、シニア優待ということではありませんが、時間に十分余裕があるシニアなら、利用すればお得といった情報を中心にお伝えしましょう。
優れものグルメでお腹を癒す
三ツ星シェフの味を、ランチで楽しむことができます。高級レストランで昼食べられるランチビュッフェはおすすめです。
ビュッフェスタイルで和洋中華料理の好きなものを好きなだけ食べられます。ビュッフェでは、作り置きのものだけではなくシェフはその場で作ってくれる提供メニューもあり、お得に三ツ星シェフの味を堪能できます。最後にはスイーツも揃っているのですから、言うことなしです。
平日は時間制限がなかったり、完全予約制というサービスを設けているところもあります。上手に利用して、一流のお料理を味わいましょう。
レンタルの家庭菜園で、自然と戯れる
農作業体験は、心身をリフレッシュさせ生活に安らぎと潤いをもたらします。 外に出での作業なので健康増進に役立ち、そこで仲間づくりもでき、コミュニケーションの輪が広がります。市民農園は自治体や、農業協同組合が運営しており、全国に4000か所以上、都内でも430カ所設置されています。 借りることができるのは多くの場合、その自治体に居住している人。 応募条件は自治体のウェブサイトに記載されています。料金は1年間3000円から1万円程度です。
近くにそういった場所がない場合は、ベランダや庭での家庭菜園もいいでしょう。プランターを使った野菜作りも楽しいものです。日々の野菜の成長を見守ることは、心の癒しになるはずです。
家族や孫との特別な時間を楽しむ
家族で楽しめるような共通の趣味を見つけてみましょう。例えば、一緒に料理を作ったり、ゲームをしたり、散歩に出かけたりするのも良いでしょう。昔の写真を見たり、思い出話をしたりすることで、家族の絆を深めることもできます。孫には、おじいちゃん、おばあちゃんの若い頃の話や、自分たちの子供の頃の話を聞かせてあげると、喜ばれるかもしれません。
一緒に旅行に行ったり、地域のイベントに参加したりするのも良い思い出になります。体力に合わせて、無理のない範囲で計画を立てましょう。一緒に散歩したり、軽い運動をしたりすることも、健康増進にもつながりお勧めです。
愛する孫との大事な時間を過ごす為の情報は、以下の記事を参考にして下さい。
子育てや家族を守るために諦めた、昔の趣味を再追及する
結婚をして責任が重くなったり、働き盛りとなり諦めていた昔の趣味を、再追及することは脳と身体の活性化につながります。以下の点に注意して失われた時間を取り戻しましょう。
- 趣味を再追及する際に、健康に影響を与えないよう注意します。例えば、運動を伴う趣味の場合は、無理をしないことや、医師のアドバイスを受けることが大切です。
- 新しい趣味に取り組むために、家族の理解と協力が重要です。可能なら、家族と一緒に趣味を楽しむことが出来たら素晴らしいです。
- 新しい趣味にお金をかけすぎないよう、費用の管理に注意を促しましょう。
- 昔の趣味を再び楽しむために、必要なスキルを再習得することは重要です。オンラインのチュートリアルやワークショップに参加することも一案です。
- 最も重要なのは、趣味を楽しむことです。結果にこだわらず、純粋に楽しみしょう。
押し活やバーゲンセールで自己解放。自分らしさを取り戻す
押し活は、好きなキャラクターやアーティストを応援する活動のことで、コンサートやイベントに参加したり、グッズを集めたりすることで、新たな楽しみを見つけることができます。また、同じ趣味を持つ仲間と出会い、コミュニケーションを楽しむこともできます。
バーゲンセールは、お得に買い物を楽しむ絶好の機会です。好きなアイテムを手に入れることで、自分をリフレッシュし、自己投資にもつながります。また、バーゲンセールでのお買い物は、スリルと興奮を感じさせてくれます。但し、競争に夢中になって、ケガをしないよう注意が必要です。
自尊心をチョッピリくすぐる心地よさを感じながら、アクティブライフを楽しむ
社会人大学で学び、学歴を付ける
あらたに知識を得る場所として、シニアに門戸を開く大学院が増えてきました。大学院にもよりますが、4年生大学を卒業していなくても、個別審査によって社会での実務経験や取得した資格等が認められると、受験資格を得ることができるところがあります。
学生生活は、年齢、性別、専門分野がバラバラの人たちが混在しているため、普段の生活では決して知り得ない人たちとの交流関係が広がり、楽しみも大きいです。ただし、学費はバカになりません。興味があるかたは挑戦してみてください。精神的に豊になることが期待されます。
生涯学習プログラムを利用して、好奇心と仲間づくりを目指す
地域主催の、生涯学習プログラムは魅力がいっぱいです。色々なものがあり、一般のカルチャーセンターなどの数分の1の受講料で足ります。中には無料のものもあり、お勧めです。参加している仲間も同一の趣味をもつ人たちの為、あなたの参加を歓迎してくれます。講座の後に飲み会などがあれば、共通の話題を魚に、盛り上がることもできます。
世の中の為になっているという満足感に浸りながら、アクティブライフを楽しむ
ボランティア活動に参加。社会貢献の特別な時間を楽しむ
ボランティアに関心のある人は多いと思いますが、 何から始めて良いかわからないという人もいるでしょう。そんな時、各市町村にある社会福祉協議会に問い合わせてみましょう。社会福祉協議会にはボランティアの参加を応援するための拠点として各地域にボランティアセンターが設置されています。自治体によっては、ボランティア活動に参加すると、寄付や換金に利用できるボイントを付与してくれるところもあります。
又、あなたの持っているスキルを無料で人に教えることも、立派なボランティア活動です。仕事で培った技能がある場合には、公開することで多くの人たちに喜びを得てもらうことが出来ます。
お小遣いを稼ぎながら社会とのつながりを持つことで、アクティブライフを実現する
シルバー人材に登録し、社会とつながりをもちながら、ゆるく稼ぐ
シルバー人材センターは、シニア世代が自分のペースで働きながら、地域社会の発展に貢献しようという組織です。経験豊富なシニアは受け入れてくれる企業から喜ばれ、少子化の現在では労働力確保の大きな力になりつつあります。
現在、厚労省が人材センターに力仕事の時、体の力を軽減する、アシストスーツを配ろうとしています。アシストスーツは力仕事の時、使う力を大幅に軽減する働きがあり、メーカーテストでは、荷物の上げ下ろしテストで、使う筋活動が最大42.8%の減少となったと言うことです。現在、シルバー人材センターには67万人の会員がいて平均年齢が74.8歳と高齢である為、会員離れを防ぐ意味もあるようです。
地域社会とのつながりをもちつつ、高額ではありませんが、収入も得ることができる。人材センターで、ゆるく働くのもお勧めです。
キャリアを活かして、本格的に働こうとしている方は、以下の記事が参考になります。
最後に
会社をリタイアして、年金生活者となることは第二の人生を生きることです。健やかに老後を過ごす為にも、アクティブシニアとなって、頭脳、心身を使い、楽しいシニア生活を送りましょう。