高齢者、タンパク質なぜ必要。
◇ ブログランキングに参加しています。応援して頂ければ嬉しいです。
にほんブログ村 | シニアライフランキング |
高齢者のあなた、又は、高齢者を両親にもつシニアのあなた。
あなたや、あなたのご両親は充分動物性タンパク質を摂取されていますか。
昔から、「年をとったら粗食がいい」と言われてきましたが、実は、国内の75歳以上の高齢者が介護が必要になる要因の5割超が栄養不足で身体が衰える「虚弱」で、脳卒中などの生活習慣病の3割より多かったことがわかったと言う記事が新聞に掲載されています。
【読売新聞2017.1.15朝刊】
記事によると、
介護老人にならない為には、通常の食事で積極的に動物性タンパク質、ビタミン・ミネラルを取っていくことと、足りない部分はサプリメントなどで補っていくなどの工夫が必要との事です。
高齢者に、タンパク質なぜ必要なのか。タンパク質を充分摂ることによって介護老人になる未来にストップがかけられるということですね。
さて、ここでは長寿を実現する為に、以下の情報をご提供します。
- 高齢者のタンパク質摂取の特徴
- 一日に必要な摂取量
- 栄養を摂取するために食欲を落とさない方法
それでは、参りましょう。
高齢者のタンパク質の摂取の特徴と必要な摂取量とは
高齢者のタンパク質摂取の特徴
高齢になると、筋肉が脂肪に置き換わっていき、タンパク質を有効に取り込む能力が衰えます。そのため、若いころの約1.2倍のタンパク質(それも動物性タンパク質)の摂取が必要とのことです。
◇ちなみに、若い人でタンパク質の必要摂取量は体重の0.9/1000と言われています。
また、ビタミンやミネラルの摂取も若い時以上に大切になるとのこと。
タンパク質の摂取には腸内の環境も大きく関わっています。
腸内環境が悪いと、タンパク質を効率的に摂取出来ません。
そこで、腸活は高齢者の人ほど必要と言えます。
腸活に関する情報は以下を参考にしてください。
必要な摂取量は
◆体重 | ◆健康な高齢者 | ◆日常的に運動する高齢者 |
40㎏ | 40g | 48g ~ 60g |
50㎏ | 50g | 60g ~ 75g |
60㎏ | 60g | 72g ~ 90g |
栄養を摂取するためには食欲の維持が必要
今、サルコペニア、フレイルなどの前介護状況にいる高齢者の方にとって一番問題なのは、運動不足により食欲がないため、必要な栄養素を取りにくい状態になっているという事です。
体質的に、もともと食欲があまりない方もいるでしょうが、それでも自分の体質に合わせて、食欲を維持することは大切です。
以下に気を付けて、食欲を維持しましょう。
- 適度なゆるゆる筋トレ、ヨガ、ストレッチなど体を刺激する運動
- 腸活によって、善玉細菌を活性化させる。
高齢者になると体力の衰えで、筋トレなどの運動でケガをすることがあります。歳をとってのケガは命取りになる可能性もあります。
健康になるために、筋トレをしてケガをするのは本末転倒です。
高齢者には高齢者用の筋トレ、ヨガ、ストレッチが存在します。
無理をしないよう、このゆるトレから始めましょう。
高齢者には運動が必要という情報は以下を参考にしてください。
まとめ
長寿とは、単なる長生きではなく、「長く生きていることに対して、めでたい」という意味を持ちます。
長生きすることで幸せを感じられないならば、長寿といえません。
長寿の条件として、まず第一は健康であって、「日々元気に生きる力」を持つという事でしょう。
タンパク質は私たちの人体の細胞の再生に大きく関わっている栄養素です。
食欲がないからといって、動物性タンパク質の摂取を怠ると細胞の再生が追いつかず、寿命が尽きてしまいます。
高齢者は、適度の運動や腸活に励み、食欲を維持しながら、動物性タンパク質を正しく摂取しましょう。